中小企業がホームページで取り組むべきブランディング戦略とは?

ブランディングブランディングといえば、以前は大企業の専売特許というイメージでしたが、あらゆる業界で商品・サービスのコモディティ化が進む現在、中小企業においてもその重要度は増しています。実際、私たちも相談を受けることが多くなってきました。

そうした中、まだまだブランディングという施策自体について誤解をしている方や、中小企業のブランディングに必須のホームページを有効に活用できていない企業が多いことを実感しています。そこで今回は、知名度の低い企業がホームページでブランディングを始める上で最低限知っておきたい考え方やノウハウを紹介します。 

 

注意!ブランディングでよくある勘違い

ホームページでのブランディングというと、海外のアパレル企業や自動車メーカーのように、凝ったデザインで高級感や洗練されたイメージを打ち出すこと、と勘違いしている方がいるかもしれません。しかし実際は違います。

そもそも、ブランディングという言葉の本来の意味は、簡単に言うと「競合他社と差別化すること」。かつてのユニクロのように、高級志向のメーカーが多いアパレル業界で「安さ」をアピールするのもブランディングですし、 スターバックスのように、カフェ業界で「居心地の良さ」を追求するのもブランディングです。つまり訴求するイメージは、競合と差別化でき、かつ顧客にとって価値があるものであれば、何でもかまわないのです。

 

まずは土台となる「信頼」を確立する

ただし、訴求したいイメージがあるからといって、まだ知名度の低い企業が、大手のようにロゴやデザインにこだわったイメージ中心の戦略に打って出る必要はありません。むしろ逆効果です。

と言うのも、先ほど触れたユニクロにせよ、スターバックスにせよ、ブランドイメージの土台として、必ず顧客からの「信頼」が存在しているからです。ユニクロで言えば、「(安いけれど)商品の質はしっかりしている」という評判がそれにあたります。この信頼の確立をすっ飛ばしてイメージ作りにこだわると、言い方は悪いですが、「自己満のイタイ企業」とみなされてしまう恐れもあります。

「信頼の確立」をもう少し具体的に言い換えると、「〇〇なら××に任せれば安心」「××なら〇〇の問題は解決してくれる」というような、あるジャンルにおける専門家的存在になることです。例えば「慢性の腰痛なら××整体院」「士業のマーケティングなら××」といった存在がそうですね。ちなみにこれは、マーケティング用語でポジショニングと呼ばれる戦略でもあり、私達集客の匠が得意としている戦略の1つです。どんな業種や事業であっても、集客においては必ずポジショニングが必要だと考えています。

中小企業のホームページにおけるブランディング施策では、イメージ戦略よりも、まずはこのような特定ジャンルにおける専門家になることを目指し、ターゲットの信頼を積み重ねていくことが先決です。そして、そのための有効な手法が、CMSを使用したホームページでのブログによる情報発信です

 

CMSを使用したブログ一体型のホームページを作る

まず、CMSについてご存じない方のために少し説明します。

 

CMSとは

CMSとは、正しくはコンテンツ・マネジメント・システム(Contents Management System)と言い、HTMLやCSSなどのコーディング知識に詳しくなくてもホームページを制作・運営できるシステムのことです。

CMSにはたくさんの種類がありますが、世界で最もポピュラーなのがWordPress。無料で使えるだけでなく、デザインのテンプレートや追加機能(プラグイン)も豊富で、CMSを初めて使う方にも使いやすいことがその理由です。他にも、商用使用は有料ですが、高負荷のホームページにも最適なMovable Typeも日本では人気があります。

CMSを使ったホームページのメリットは、その多くが最初からブログ機能が搭載されており、amebloなどの外部ドメインを借りることなく、自社のメディア(=オウンドメディア)上で情報発信ができることです。

では、なぜブログでの情報発信がブランディングやポジショニングに効果的なのか、その理由をみていきましょう。

 

ブログでの情報発信がブランディングに効果的な理由

SEO効果が高い

いくらホームページ上でブランディング施策を行っても、まずは見に来てもらわなければ話になりません。SEO(検索エンジン最適化)とは、Googleなどの検索結果画面で自社サイトを上位表示させる施策のことですが、仕組み上、従来のホームページよりも相性が良いのがブログなのです。自然検索からの集客が増えれば広告費もかかりませんし、ブランディングだけでなく受注確度の高いターゲット(見込み客)を獲得できるというメリットもあります。

 

専門家になれる

ターゲットの役に立つ、または必要とする情報を継続的に発信していくと、「〇〇(ターゲットの問題・悩み)を解決してくれるのはこの企業だ」「この企業は十分な知識を持っている」と、次第に特定ジャンルの専門家的存在とみなされ、信頼を獲得することができます。また、自社の企業理念や商品・サービスへのこだわりを織り交ぜて伝えることで、競合他社との差別化や顧客ロイヤリティの向上(=ファン化)も期待できます。

 

自社の資産になる

広告やSNSで発信する情報は基本的に流れていってしまいますが、ブログ記事はホームページ上に蓄積されます。さらにSEOで検索結果の上位に表示させることできれば、24時間365日見込み客を集客し続けてくれる「資産」となります。

 

まとめ

以上、中小企業がホームページでのブランディングを始める際に知っておきたいノウハウを紹介してきました。

ブログについてはメリットを中心にお伝えしましたが、競合も同じ施策を行っている場合、最終的にはブログやSEOの「質」で勝負が決まります。広告における出稿費のようなコストは不要とはいえ、質の高いコンテンツ制作や施策を続けていくには、それなりの労力がかかることは理解しておく必要があります。

また、ブランディングという施策自体、すぐに劇的な効果があらわれるものではありません。ブログの閲覧数やLTVの推移など、KPIを設けて定期的な効果検証をすることは必要ですが、細かい数字の浮き沈みに一喜一憂せず、長期的視点を持って取り組むことが大切です。

もし、ホームページでのブランディングについて、もっと詳しく知りたい、または協力してほしいという方がいらっしゃいましたら、ぜひ私たちにご相談ください。下の「お見積もり」ボタンをクリックしていただくと、弊社電話番号とお問い合わせフォームを掲載したページに移動します。どんな些細なご質問でも結構です。あなた様のご連絡を心よりお待ちしております。

 

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