「ホームページをリニューアルしたい」と考えている方にお伝えしておきたいことがあります。それは、「デザインのような表面的な部分をリニューアルしても、集客やコンバージョンは増えない」ということです。まったく増えない、というのはさすがに言い過ぎですが、増えたとしても微増。激増することはまずありません。
もちろん、あまりにも古いデザインは問題ですし、ブランディング用サイトや、美容・アパレルなどビジュアル訴求が有効な業種であれば話は違います。しかし、それ以外で集客や売上アップを目的にリニューアルしたいのであれば、もっと根本的なところから見直さなくてはいけません。この記事でホームページのリニューアル前に最低限実施しておきたい 3つの施策を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
このページの目次
現状のホームページを分析する
現状のホームページを分析する目的のひとつは、現状のホームページの強み、すなわち、検索エンジンの評価が高いコンテンツや、集客につながっているコンテンツを見極め、リニューアル後も引き続き使っていくためです。
反対に、現状のホームページの問題点を洗い出すことも大切です。離脱の多いコンテンツや、最も訴求したい内容であるにもかかわらずアクセスの少ないコンテンツは、削除したり、内容を見直したりすることが必要です。
詳細に分析するにはヒートマップなどの専門的なツールが必要ですが、無料のものでもGoogleの解析ツール、Google Analyticsを使えば、こうしたコンテンツ(ページ)ごとのパフォーマンスを数値で具体的に把握することができます。
競合調査をおこなう
現状のホームページの集客がうまくいっていないのであれば、リニューアルに際して競合調査は必須です。目的はリニューアルページのコンテンツ戦略とポジショニングです。
ちなみに、ここで言う競合とは、近隣エリアの企業や店舗などだけではありません。GoogleやYahoo!などの検索エンジンで、自社が集客したいキーワードで上位表示されている企業サイト(コンテンツ)も含みます。そして、それらのサイトのアクセス数、流入の多いキーワード、流入の多いコンテンツ、誘導元の広告、訴求ポイントなどを調べていきます。
本格的な調査・分析は集客の匠のようにホームページ制作やマーケティングに力を入れている業者に依頼するのがおすすめですが、インターネット上にも競合サイトのアクセス数や流入キーワードを分析できるツールがあります。代表的なものが、次の2つです。
- 「eMark+」
- 「Similar Web」
どちらも操作は簡単です。機能に制限はあるものの、無料トライアル版も用意されているので、傾向を知るために試しに使ってみるのも良いでしょう。
なお、集客の匠でも、“競合サイトの調査”を行うサービスを行っておりますので、よろしければご検討ください。
「リニューアル後のホームページで実現したいこと」を決める
ホームページのリニューアルでよくあるのが、進めていくうちに、各部署からの要望や経営者の鶴の一声で内容が二転三転してしまい、いつまでたっても完成しない・・・という状況に陥ることです。最悪の場合、ふりだしに戻ったり、リニューアルがストップしたりしてしまうこともあります。
通常、こうした事態を防ぐために、制作会社との間で「要件定義」というプロセスが設けられていますが、資料は専門用語だらけで項目も多く、納得しているのは担当者間だけ、ということも非常に多いです。
では、どうすれば良いか?
細かい要件を決める前に、軸となる「リニューアル後のホームページで実現したいこと」を社内で統一しておくことです。より具体的に、「誰が」「誰に」「何を通して」「どうしてもらうか」の4つの要素に分けて考えると良いでしょう。
「誰が」 | どのような強みを持つ企業/商品? |
「誰に」 | リニューアル後のターゲット像は? |
「どのようにして」 | どのようなコンテンツを通して? |
「どうしてもらうか」 | 商品購入? 来店? 問い合わせ? 資料請求? |
まとめ
集客アップのためにホームページをリニューアルするなら、表面的な改善ではなく、根本からの見直しが必要です。そのために実施すべき施策を3つ紹介してきました。
さらに、もうひとつ欠かせないことがあります。それはマーケティングに強い制作会社を選ぶことです。一般に、制作会社はおしゃれなデザインは得意でも、集客に必要なノウハウはそれほど持っていません。集客に強いホームページ制作会社の選び方については、こちらの記事で紹介していますので参考にしてください。
また、この記事を読んで、ホームページのリニューアルについてもっと詳しく知りたい、または協力してほしいという方がいらっしゃいましたら、ぜひ私たちにもご相談ください。下の「お見積もり」ボタンをクリックしていただくと、弊社電話番号とお問い合わせフォームを掲載したページに移動します。どんな些細なご質問でも結構です。あなた様のご連絡を心よりお待ちしております。